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浄水器で放射能は除去できるのか

福島原子力発電所の事故に伴い、東京でも水道水に放射能が含まれているとの報道がありましたが、私は放射線の専門家ではありませんし、水の専門家でもありませんので、実際に人体に与える影響などは解りかねます。

しかし、不安を持っているのは皆さんと同じですので、関連する情報を集めてみました。
あくまでも参考として、判断は自己責任でお願いします。

一般的な浄水器で除去できるのか

家庭用の浄水器で放射性物質が除去できるのかは、解らないのが実情です。

あくまでも水道水の残留塩素除去のための装置であり、水道水質基準に放射性物質も規定されていないため、どの程度の放射性物質の処理能力があるのか、計測していないようです。

一部報道にありましたが、ろ材で多く利用されている「活性炭」が、放射性物質を吸着する特質をもつようで、厚生労働省から、各都道府県の水道行政担当宛に次のような通達を出しています。

福島第一・第二原子力発電所の事故に伴う水道の対応について

放射性物質の浄水処理については、活性炭による除去効果を示す知見が存在するため、指標値に近い値が検出された場合は、活性炭による処理の実施を検討し、指標値以下になるよう取り組まれたい。

そして事実として、
「東京都では原発事故後、放射性物質の除去効果が期待できるとして浄水に使う粉末活性炭の量を通常の3倍にしていたが、今回の検出結果を受けて通常の4倍に増やした。」(朝日新聞3月24日より)とあります。

過度な期待はしないとして、浄水器を使った方が使わないよりは安心と言えそうです。そして、蛇口取り付けタイプなど小型のものよりは、多くの活性炭が使用されているより大型の方が安心感は高まりますね。

日本ガイシのC1浄水器のHPで誤解を招く表現が合ったとして、謝罪が掲載されています。

家庭用の浄水器でも、活性炭による放射性物質除去の可能性は高そうですが、除去できるとも、できないとも言えないのでしょう。

そもそも、水道水がどの程度危険なのか疑問は残りますが、より安心感を高めるのであれば、飲み水による内部被曝だけではなく、お風呂やシャワーなど生活で肌に触れる全ての水から外部被曝を受ける可能性は有るのですから、セントラル方式で元栓から家中の水を全て浄水すれば安心でしょう。

逆浸透膜浄水器(RO)で、放射性物質の除去が出来るとの情報もあるようですが、私の調べた範囲では、事実関係はわかりませんでした。

公的機関の計測データなど実証的なデータが見つかればご紹介したいと思いますが、逆浸透膜(RO)は、ろ過できる水量が少ないため、これだけで生活の水を全てまかなうのは難しいと言えそうです。

乳幼児がいる家庭では、ミルク用に逆浸透膜(RO)やペットボトルの水を利用するのも良いかもしれません。

ペットボトルの水は未だに店頭で入手することが難しいようですので、家庭用のウォーターサーバーなど宅配水も飲み水の安定的確保の選択肢の1つかもしれません。